2008年9月25日木曜日

Dr.Shah ティーチングセミナー2008

 研修医1年目の町田です。9月22~24日の3日間、Dr. Shah(ドクタ-シャ-)によるteaching seminarが勤医協中央病院で行われたので報告します。(初日の分のみ)

 Shah先生はインド出身で、世界をまたにかけて活躍されている循環器のお医者さんです。今回も夫人同伴で日本に来ました。

 今回のセミナ-も例年通り研修医を対象にしています。初日は、われらが誇る同期の和田Drと香取Drによる症例「syncope」、「acute back pain」の提示とShah先生による「Heart failure」のレクチャーが行われました。Shah先生はもちろん日本語を話さないので、英語で症例を提示し、英語で議論するといったスタイルで進み、純日本人である私にはかなり厳しいものではありました。しかし、途中適宜スライド(やっぱり英語ですが読むのはなんとかなる)や心臓の模型を使っての説明を加えてくれましたので、先生のやさしさに触れることもできました。

 次にセミナ-の内容に少々触れたいと思います。和田Dr.の「syncope」の症例では、syncopeの定義を確認することから始まり、続いて鑑別診断をみんなで考え、以下のものを列挙しました。

① vasovagal
② arrhythmia→tachycardia→VT、PSVT、Af 
   bradycardia→AV block(type II III)、SSS
③ cardiogenic→HOCM、LV outflow obstruction 、AS   など

 続いて陰性所見などを基にしたrule outを行なったり、ECGやCTでの評価、治療法などを2時間かけてじっくりと行われました。

 今回のセミナ-で感じたことは、英語は読めるだけでも素敵ですが、聞く・話すができるともっと素晴らしいということです。読むのは自分でトレーニングできると思いますが、聞く、話すは相手がいないと難しいものです。このブログを読んでいる皆さん、特に学生の皆さん、今からでも遅くはありません。どんな方法が良いのかわかりませんが、英語で相手とコミュニケーションすることに慣れ親しんでください。そうすると、更に素敵な世界が広がること請け合いです。私も遅ればせながら、新たな世界を広げようかと考えています。

 それでは今回はこの辺でお開きにいたします。



今回の御言葉 「優秀な同期がいるのは幸運である。」

2008年9月3日水曜日

旭丘高校の進路座談会に参加して  最終回

前回のつづき


 プレゼンの後、一人の男子から、「医学部に行きたいけど、成績がついてこない、どうしたら、中村先生みたいに明るく、前向きになれますか」という質問が出た。中村先生から「今から心配しなくて大丈夫だよ、私だってそうだったよ。」という暖かいコメントがされた後、私はイメトレの勧めをした。

「イメトレはスポーツマンだけのものじゃないだよ、願えばかなう、というのは、具体的なアクションなんだよ、即ち、イメトレなんだよ、僕は社会人の間もずっとイメトレしたんだよ、それでトップになれたんだと思ってるよ。」 と話した。その時、無責任な閃きが口に出た。

「そうだ、君、今度、病院においでよ、あの戦闘服(術衣)着せて上げるから、それで医者になったイメージ作ろうよ、みんなどう?」

 その瞬間の、その男子と、その周りの生徒達が示した嬉しそうな顔。これは是非、実現させたいと思った。
 
 その後、皆に感想文を書いてもらった。とても嬉しく、励みになるコメントを沢山頂いた。質問タイムでは、持ち前のシャイさ(担任の先生曰く、旭丘の生徒の特徴だそうです)のせいか、質問は2人からだけだったが、感想文には、みんな、しっかりした意見を書いてくれた。

 医者、看護師はいつでも憧れの仕事。多くの青少年が夢に描く仕事。その夢を抱き、また悩む17歳達と、その夢の一歩、二歩、三歩を踏み出した若い医師、看護師が出会った1時間たらずの時間と教室空間。さわやかで、ちょっと甘酸っぱくて、誠実で、暖かい交流に交ぜてもらえて、ホントに良かった!!
 小生を引きずりだしてくれた中井さん、中村先生、河原さん、そして段取りをしてくれた事務局の扇谷さん、今野さん、他の参加者の皆さん、お疲れ様でした!!



1年目研修医 山本

旭丘高校の進路座談会に参加して  その3

前回のつづき


 座談会は、中村先生の「まず夢を考えてみて下さい」というスライドで始まった。

 集まった高校生は医療職に興味を持つ20名。男子がやや多いか。変な3人組(変なのは私ひとりだが)が入ってきて、少々緊張気味の生徒達。中村先生の問いかけに、ある者は上目使い、ある者は目を伏せて、自分の世界へ。



 ついで河原看護師の自己紹介と看護師の一日の話。とても具体的で分かりやすい内容に、看護師志望なのだろうか、数名の女子が目を輝かせる。




















 そして私の「自己紹介」と「麻酔科研修医の一日」のスライド。出だし「時々院長に間違われる」という話は受けなかった。









 「麻酔科研修の一日」、サブタイトルに「数年後の君の姿かも知れない」と入れ、「自分がそこにいると思って見てね」、と振ると、がぜん、彼らの目の輝きが変わる。
 「数年後、君たちも、2ヶ月の研修で、こんなことが出来るようになるんだよ」と締めくくると、なんだか嬉しそうな顔がちらほら。










 次に中村先生が「もう決めている君へ」と題して、実践的な勉強ノウハウや心構えを話す。みな、なるほど、という感じで聴き入っている。






















 で、私の2枚。まず、ロダンのジョーダン、結構受けてる!気分舞い上がる!(だって、相手は「オヤジ狩りされないだろうか?」といつも恐れている現役の高校生ですよ、そりゃー嬉しいですよ)。

 「迷いの源泉は何」のスライドで、「こんなことで迷っているのでは」と、問いかける。何人かが頷く。よかった、外していないようだ。で、「迷いへの処方箋」。 老医師と少女の絵に皆の頬がゆるむ、そして脈の説明に対して、目をぱっちり開いて頷いてくれた女子が目に止まる。 結構多くの男子、女子が「処方箋」の話を食い入るように聴いてくれている。











 迷ってるんだなあ、この子達。なんだか皆を抱きしめてやりたくなった。
 「人生は長いぞ、とにかく一歩踏み出そう、人生の選択に間違いなんてないぞ、いつでもやり直せるぞ、never too lateだぞ」 とコメントに力が入る。

 そして、最後に、中村先生の「願えばかなう」のスライドでプレゼンテーションは締めくくられた。中村先生の熱い思いが伝わる1枚であった。











1年目研修医 山本


次回、感動の最終回

2008年9月2日火曜日

旭丘高校の進路座談会に参加して その2

前回からの続き


  
  医者の一日か。作るならば、見た高校生が、「おれも私も医者になりたい」と思うような、憧れ心を揺さぶる、臨場感のある紹介をしよう、と、気持ち一転、詳細に現場を写真に収めることにした。一緒に麻酔科を回っていた和田先生が、絶大なる協力をしてくれた。麻酔科では手術の谷間での15分昼食などというのもしょっちゅう(でもないか)なのであるが、乗りのいい和田先生が「僕が弁当を買ってきて渡すシーンなんかどうですか、忙しそうでいいんじゃないでしょうか」と提案してくれる。もち採用。かくて彼が笑顔で弁当を差し出すシーンがスライドを飾ることとなった。結局、朝7時から晩10時くらいまでの設定で、手術室を中心に(もちろん、患者様の顔が写らないように配慮しながら)、そこで働く麻酔科医(ほとんど私一人であるが)、甲斐甲斐しく働く看護師の皆さんの姿、麻酔の機器、術野に向かう外科医の姿などを、時系列に並べたスライドを完成させた。



 ほっとしたのもつかの間、最後の会議で、やはり、もう少し明確にメッセージを送ろうじゃないか、という話になり、思いつくまま、「もう決めた君へ」と「まだ迷っている君へ」というタイトルを提案したところ、即採用となり、やはりここは人生経験で、ということで、私が「まだ迷っている君へ」を作ることとなった。本番1週間前のことである。即座に2枚思いついた(プロジェクトXか?)

 最初は「迷っている君へ、迷いの源泉はなんだろ?」2枚目は「迷いへの処方箋」。 私の人生の集大成、とは大げさであるが、人生で壁にぶち当たる毎に自分なりに模索して得た解決策(多くは自分の納得のさせ方)を7項目にまとめた。そして、一枚目の背景にはロダンの「考える人」の写真。

「これはロダンの『迷える人』ですね、うそですね、『考える人』ですね、でもどう見ても、迷い悩んでますね」 というジョークを用意した。(どうしても、関西人の血が騒いでしまうのである)



 2枚目の背景には、大好きな米国の画家ノーマンロックウェル描く、なんとも微笑ましい、老医師と往診先の少女の交流の絵を。(少女が「この子、病気なの」と持ってきたお人形の腕を取って脈をまじめに見ている老先生の姿)

「この先生、人形だからと言って手を抜いてないですよ、指3本を揃えて正確に脈をとってるんですよ、こんな医者になれたらいいですね」とコメントすることに決めた。準備完了、いざ、旭丘高校へ!!


1年目研修医 山本




さらに続く

2008年9月1日月曜日

旭丘高校の進路座談会に参加して

 6月某日、医局事務 医師研修課 中井主任より、「先生、ものは相談なんですが、8月末に旭丘高校で開かれる進路相談会に行ってもらえないかという話があるんですが、、、佐藤健太先生からのたってのご指名でして。。どうですかねえ、、」と、突然のお話。(以下、山本=山、中井=中、敬称略)


山「え、どんな内容なんですか?」

中「医者になりたての先生から、高校時代に何を考えていたかとか、進路に悩んでいる生徒達に、何か役にたつ話をしてももらう、という趣旨なんですが。」

山「。。。。なりたてと言っても、こんな白髪のオッサンが若い先生と一緒に行って、「なりたてでーす」なんて言うのもメッチャ怪しくないですかあ、それに、あなた、私が高校時代に何考えてたかなんて、思い出の遙――るか彼方、戦前とまでは言わないけど、共通一次すらない時代の、セピアにくすむ昔話ですよ」

中「いや、それでも、経験を色々積んでおられるので、、、その話なんかを、、、」

山「うーーん、それに、どうしようか悩んでいる生徒みたら、『別に無理して医学部行かなくてもいいんじゃない?社会人やってからでも全然遅くないよ、僕みたいに』みたいな話しちゃうかも知れないけど、それでもいいんですかあ? 親に恨まれたりしません??」

中「うーーーーん、それは^^;、、、、。 」



 というような会話があったものの、これから人生を模索していこうとする10代半ばの高校生達に是非会って話してみたい、自分の人生の拙い経験、教訓を伝えてみたい、という、ちょっとした激情に駆られ、


山「いや、まあね、その辺は上手く話しようと思えば出来ないこともないし、せっかく、ご指名いただいたことでもあるし、お受けしましょう!!」

中「いやーー、ありがとうございます、親御さんに配慮しつつ、先生の好きに話していただければ。。」


 と、まずは、それぞれの思惑が交錯したままに、この商談が成立したのであった。 

 それから、2ヶ月ちょっと、私は麻酔科研修に明け暮れ、自分の世話で精一杯、どのような話をするか輪郭も描けぬまま、途中何度か開かれた準備会議で、「やはり、山本さんはメインで話すのではなく、座談会の質疑応答を盛り上げてくれれば、、」というような、いわゆるビミョーな成り行きだったので、プレゼンの準備はいらんかも、しめしめ、と高をくくっていたところ、同じチームのリーダー、中村祥子先生があの素敵な笑顔で、「先生、自己紹介と、医者の一日みたいなスライド、お願いしますねー」
。。。。うん、やっぱりひとり楽はできんわい、と観念。

1年目研修医  山本

つづく

・関連記事

  めざせ医療人 中病職員が情熱的に呼びかけ - 北海道民医連新聞

  高校生の進路探求学習ゼミナールで研修医熱く語る - 民医連新聞

2008年4月16日水曜日

オリエンテーション終了!

 はじめまして☆ 一年目研修医の和田耕一です。

 今日は初の投稿ですので、簡単な自己紹介をさせていただいて、その後に今日までのオリエンテーション全体の感想を述べさせていただきたいと思います。

 僕の出身大学は札幌医科大学、大学時代は合唱部に所属していました。
というわけで、唄うことが趣味、というか好きです。下手の横好きという言葉もありますが…。
 他には、お笑いが大好きで、DVDを買って観るのが大きな楽しみです。
今日からレッドカーペットというお笑い番組がスタートするので、本当に楽しみにしています(笑)

 さて、今日で一応オリエンテーション期間が終了しました。
これまでの2週間強、同期のみんなと一緒に過ごしてきたわけですが、だんだんとお互いの特徴や考え方がわかってきたようで、もう随分前からの仲間という感覚が(僕の中には)あります。これからもっともっと仲良くなって、2年間という長い(短い?) 期間を共に過ごしていきたいです。

 みなさんどうぞよろしくお願いいたします♪♪



わだ

研修医に見えない?

 一年目研修医の山本です。やしろ先生とは違う意味で、私も一目で見分けがつきます。
というより、どう見ても研修医には見えません。 なぜなら、上は23才、下が20才の二人の子を持つ親父、自慢ではありませんが、ケネディ大統領の暗殺シーンを史上初の衛星「生」放送で見た、オヤジ世代なのですから。

 オリエンテーションも2週目半ばを過ぎ、昨日の医局朝会にて、年齢についてのプチカミングアウトを果たした今、昨年暮れのマッチングの面接のことを、ことさら懐かしく思い出しています。あの時、白髪混じりの親父を目の前にして、当時副院長の田村先生が、優しく、こう仰ったのでした。「山本さん、あなたのような生き方について、五木寛之が『林住期』という本に書いていますよ」。

 五木寛之と言えば、若い方ではご存じない方も多いと思いますが、60~70年代の若者に多大な影響を受けた、今の若者にとっての村上春樹以上のカリスマ的作家、面接の後、すぐに本屋に走り、むさぼり読んだのでした。その内容を詳細にご紹介するには紙面が足りませんが、要約しますと、人生100年とし、それを四半期ごとに、「学住期」、「家住期」、「林住期」「遊行期」に分ける。「学住期」は、しっかり学ぶ、「家住期」は、家族を養い育てるためにしっかり働く、「林住期」は、家を離れて「林」すなわち、世間に出でて、世間に恩返しをする、「遊行期」は、人生の最後を楽しく過ごす、という、インド哲学にある人生観を紹介したものです。お医者様として「家住期」と「林住期」を切れ目なく過ごされる多くの先生方にはどうということのない内容かもしれませんが、そんな大それた哲学・信念を持っていたわけでもなく、ただ、がむしゃらに生きて来て、いつまでも上手く歳が取れないことに多少の引け目を感じていた自分は、この本には、本当に救われたのでした。
(その田村先生は院長になられてブログのタイトルを「多士済々」と変えられました。
これも、私のような、異質の研修生への深いご配慮ではないか、と感謝の思いを新たにする毎日です(自意識過剰か?)) 

 随分、話が長くなってしまいました。最後に。私のローテーション、「整形外科」スタートとなりました。実は、小さい頃から救急箱が大好きで、自分や家族や飼い犬にホータイを巻くのが趣味であった山本「元」少年にとっては、最初の研修先が「整形外科」というのが、なんだかとても嬉しいのであります。

 同期の皆さんは、医者人生の、記念すべき最初の研修先にどんな想いを寄せているでしょうか。こんど、ゆっくりと呑みながら聞いてみることにしましょう。



山本

2008年4月15日火曜日

臨床研修スタートしました。

 1年目研修医のやしろです 同期は12人もいますが僕は一目で見分けがつきます

 今日から各々別の配属先での研修が始まりました。外科スタートというちょっとレアなスタートとなりました。さすが外科という感じで初日から手術を体験しました。午後から全体のオリエンテーションが入っていたため午前中のみの参加となりましたが久しぶりの手術室はワクワクしました。

 午後からは医療面接と身体診察の実習でした。国家試験の受験勉強中はあまり人と話す機会がなかったためかちょっと緊張してしまいました。これから患者さんとたくさんお話をして腕を磨いていこうと思いました。



やしろ

2008年4月11日金曜日

オリエンテーション10日目

 研修医1年目の町田慶太です。

 我々12名の1年目研修医は来週から各自のローテーションに従って研修していきます。従って、12名全員が1日中1ヶ所で研修を受けるのは今日で最後になりました。今日も様々なオリエンテーションが行われましたが、特に印象に残ったのは「研修医のメンタルヘルスケア」に関するものでした。ストレスの多い医療現場でやっていくことは大変でありますが、みんなで無事に乗り切って行きたいと思います。

そこで、今日の御言葉・・・・・・「One for all, all for one!」

オリエンテーション 9日目

初めまして。

 この春に研修医になりました比嘉です。と言ってもまだ実感はあまりありません。まだ現場には行っておらずオリエンテーションですので。

 今日は、就職して一番早い7時半の出勤でした。プライマリケアレクチャーがあったからです。2型糖尿病の治療という内容でした。その後、滝本先生が話していた選択体験実習の報告や医療倫理、身体診察法と盛りだくさんでした。この後には、医局会議、皮膚縫合と続きます。終わりは9時くらいになりそうです。

 内容はさておき、同期のみんなの態度について触れます。今日に関しても、選択体験実習の報告や医療倫理において、みんな質疑応答を活発にしますし、言うこともすごく的を得ています。このような活発に議論をする環境に置かれたことがあまりない私には、すごく新鮮ですし、環境をかえることの大切さを日々感じています。

2008年4月9日水曜日

オリエンテーション 7~8日目

初めまして、研修医1年目の滝本です。

 8日と9日は、研修医のオリエンテーションの一環として、1年目研修医12人それぞれ別々のプログラムで選択体験実習をやりました。薬剤師体験やヘルパー体験、デイケア、友の会活動などなど。

 私は入院体験と胃カメラ体験をやりました。
入院のついでに、先生に頼んでマーゲンチューブ(鼻から胃に入れるチューブ、胃の内容物を吸うために入れる物)を入れてもらいました。感想は「苦しかった」の一言です。チューブを入れる時に痛いのは覚悟していましたが、入れたあとも鼻からノドにかけて、ずっと異物感と痛みが続くとは知りませんでした。細いチューブだからそんなに苦しくないと思っていたのに…。ずっと苦痛が続くってことを考えると、その後にやった胃カメラよりきつかったです。

 この経験から、今後、マーゲンチューブを使う時、必要以上に長い間、患者さんに留置しないようにしよう…と思いました。

 あと、担当の先生が「夕食前にチューブ抜きます」と言ったのに、夕食前に来てくれなかったのがとても悲しかったです(><)。今後、医師として、患者さんに「何時に○○をやります」って言ったらちゃんと時間を守るように頑張ろうと思いました。

 さて。私が札幌に引っ越してきて10日が経ちました。「お腹がニヤニヤする」や「パソコンを投げる」などの言葉にびっくりしたり、どの公園にも丘があるのはソリをするためなのかなと思ったり。中央病院の皆さんに支えられて、刺激いっぱいで楽しい毎日を送っています。一昨日の同期12人の飲み会では、お互いにあだ名を付け合いました♪

お次のブログは、私と同じく道外出身の比嘉先生です。お楽しみに☆


タキモト

2008年4月7日月曜日

オリエンテーション 6日目

はじめまして。1年目研修医のサガです。

 研修医生活も2週目に入りました。
 今日は東区の病院・診療所、札幌市内の勤医協関連施設を巡るバスツアーでした。ポカポカ陽気のなか久々のバス遠足(?)よろしく、研修医皆でワイワイと出かけた訳ですが、得るものは予想以上に大きかったです。

 これから研修でお世話になる施設を実際見て、職員の方々と様々なお話ができました。また、地域の患者さんが住む(自分も住んでますが)東区近郊の医療体制を実感でき、医療は地域や多くの人々との連携の上に成り立つ、という事を痛感しました。

 これから数々の患者さんと出会うでしょうが、それぞれの生活背景までおもんばかることができる医師にならなくてはいけないですね。

 今夜はこの後、同期全員での飲み会があります。12名の新米医師達の連携も、ますます密になりつつあるのでした。



サガ

2008年4月5日土曜日

オリエンテーション 5日目

4月5日

 一年目研修医の斉藤です。お昼休みにこれを書いています。
今日は午前中がオリエンテーション。午後、これからBLSコース、交流会(飲み会)があります。

 BLSとはBasic Life Supportの頭文字をとったもので、倒れている人のいる現場で行う
一次救命処置のことです。医学生の時にもやっていますが、今度は指導する立場に回る
ための演習のようです。どんな感じになるんでしょうか。

 勤務第一週は、瞬く間に過ぎていったようにも、また、とても長い一週間だったようにも
感じます。オリエンテーションは座学が中心で、学生生活の延長みたいな感じです。

 ただひとつ違うのは、「研修医」の名札を下げて病院内を歩くこと。「先生」と呼ばれるのにも
なかなか慣れません。幸い、クラスメート(!?)にも恵まれ、忙しくも楽しく研修していけそうで
ホッと一安心といったところです。学生時代にも増してしっかり「教育」してくださる先生達、
事務の方達の手厚いサポートがとてもありがたいです。

なんだか真面目に書いてしまいました~。



Ichiro

2008年4月4日金曜日

オリエンテーション 4日目

4月4日


今日は12人の結束力が大きく開花した一日でした。

 世代代表や研修委員などの役割分担、医師会総会などでの出し物の練習、世代ニュース(自己紹介のポスター)の作成、ローテーション表の調整など、困難&混乱が予想された共同作業が、どれもスイスイと解決していきました。

 特に、ローテーションが決まったことで、ようやくホッとできた部分は大きかったと思います。

 ローテ表の案をにらみながら、12人が自分の希望をどう実現するか悩む中、お互いがアイディアを出し合い、パズルが完成していく様はまさに壮観でした。みんなの知恵と思いやりに、本当に感謝。
これからもこの12人なら、一緒に困難を乗り越えていけそうです!


カトリ

2008年4月3日木曜日

オリエンテーション3日目

4月3日

オリエンテーション3日目。だいぶみんな表情も柔らかくなってきた。

 今日の午前は医療事故や安全について講義とワークショップ。今までニュースとして聴いていたことが現実になることを実感。お昼は食堂でみんなで食べる。美味しい定食がお安めに食べられて、栄養補給ばっちり!

 午後は感染対策やグラム染色、手洗いとガウンの着方などの講義と実習。これからの毎日に関わることなので、患者さんのためにはもちろんですが、スタッフの皆さんや自分のためにもしっかり実践していきたいですね!



さおり

2008年4月2日水曜日

オリエンテーション2日目

 みなさんはじめまして、研修医1年目(2日目)のえとりです。

 今日の朝起きてまず髪を短くしました。坊主頭なので自分でやってます。本当は昨日の入職式前にやろうと思っていたのですが、朝時間が無くて出来なかったのです。髪を短くすると、何となく気合が入って調子が良くなります。

 さて、気合が入った2日目ですが、色々ありました。その中で、1つ紹介したいと思います。同期の研修医でKJ法というのを使って、「臨床研修を成功させるために何が大切か」というテーマでディスカッションしたのです。意見には各々の個性が出ていたものの、方向性は大体一致していて、一緒に頑張って行けそうな気がしました。みんなで協力して良い研修にできればいいですね。



えとり

研修医日記2008 はじまりました 

4月1日(曇り、冷たい北の風) 

  本日はエープリルフール。そして、新入職員88名の就業式が行われた日です。私は、就業式で代表者辞令授与の大役を授かり、理事長から辞令を頂きました。理事長と握手をした際、がっちりと手を握って頂き、期待の大きさを肌で実感したことが印象深かったです。 
 
 また、同期の12人をみて、素敵な仲間に恵まれたことを実感しました。何かの縁で出会ったわけですから、同期の仲間は大切にしていきたいですね。12人がそれぞれ個性を出し合い、言いたいことを言い合える関係を築きたいものです。今日1日で不安が半減し、期待が倍増しました。勤医協中央病院はそういう病院なのかもしれません。稚拙な文章でしたが、初日の報告を終えたいと思います。



2008年3月17日月曜日

「頑張ろう」と思いました。

こん○○は。一歩です。

 現在消化器外科で研修をしています。手術、術後管理と忙しい日々を過ごしています。

 この間過去の論文を探しに母校の大学に行って来ました。母校の大学に行くのは半年以上ぶり、とっても久しぶりでした。

 去年まで大学生だったわけで、その当時は見慣れた光景でしたが、久しぶりの図書館はとっても新鮮でした。 日曜日の夜でしたが試験前だったため学生がたくさんいました。

 自分もほんのちょっと前まではああやって勉強していたんだなと思うとなんだかとっても懐かしくなります。 そのころ思い描いてたなりたい医師像に今近づけているのかなぁなんてことも考えてしまいますね。 頑張ろうと改めて思ってしまった1日でした。

2008年3月3日月曜日

臨床研修病院説明会

ちのです。
新年明けて2ヶ月終了。
あっという間に3月です。

去年のこの時期、国家試験の重圧から解放されて、つかの間の休日を謳歌していたことを思い出します。



先日、大阪で開催された道庁主催の臨床研修病院説明会に行ってきました。

参加者数自体はそれ程多くなかったのですが、大阪での説明会にわざわざ来るだけあって、一人一人のモチベーションは非常に高く、いい病院を探そうという意欲に満ちている印象でした。

幸いにもうちの病院の医者は、出身地も出身大学もバラバラ。
どこからでも研修医を受け入れようという姿勢があるように思えます。

そういった意味で、わざわざ遠くまで行って説明会をやる意義が十分あるようにも思えます。

説明を聞きに来てくれた人が、一人でも二人でもこの病院の実習に参加して、自分の目で病院の長所・短所を見てくれたらと思っている今日この頃です。



国家試験受験した皆さん、お疲れ様でした。
目一杯遊んで、4月から始まる勤務に向けての英気を養ってくださいね。

2008年2月25日月曜日

救急研修

こんにちは。研修医の茶吉です。

札幌雪祭りは無事に終了し、さあ、3月にもなれば春がくるかなあと思いきや、今週も猛吹雪!改めて長崎との季節の違いを体験しつつ、充実した毎日を送らせていただいております・・・

 現在は救急外来で研修をしてます。以前のブログではエコー研修では「救急外来で役に立つ腹部エコーの手技を身に付ける」とか、外科研修では「救急疾患における外科的手術適応を学び、外科の先生へコンサルトするタイミングを身につける」なんて書いていたと思います。さあ、救急外来ではこれらの研修をどれだけ生かすことができるのか?ってのがポイントです。

 今のところ、腹痛の患者さんが来たらエコーをすることを心がけ、FASTを意識しつつ、腹痛の原因を調べつつあります。あと、身体所見で腹膜炎を示唆する所見があったらまず、腹部造影CTをとるようにもしています。ちょっと、オーバートリアージでしょうか?でも、腹痛をみたら、やっぱ気をつけなければいけないのがアッペですよね?「今日の朝から嘔吐・下痢が始まって・・・」なんて来たら、はやりのノロウィルスなどの感染性腸炎ですね~って言いたくなりますが、今ではどんな腹痛でもアッペを考え、検査をするように意識してます。アッペを見逃して膿瘍を形成して再受診するなんて絶対にあってはならない!ですからね・・・。救急外来ではすべての疾患で入院適応を考えながら、この患者さんは果たして帰宅させていいのかな?を考える力が身につきますが、あとは帰宅させてもアッペの可能性があることやほかの重篤な疾患が現在では否定できていないことを説明し、帰宅していただくようにしています。その面では医学的な知識だけでなく、社会的な面でも勉強ができ、とても充実した救急外来研修を送っています。

 毎日が緊張の日々ですが、患者さんの訴えを十分に聞けるよう、まずは患者さんとの信頼関係を身につけることも研修目標にしています。ではでは。

2008年2月14日木曜日

がんばれ受験生

yankun@呼吸器内科です。

 1月まで整形外科研修で、2月、3月と8階の総合診療病棟で呼吸器内科を中心に研修をしています。
最近だんだん自分の将来の目標が見え始めてきました。
それに向かってローテ先でしっかりと目標を立てて、研修していこうと思っています。

 先日、青年医師交流集会(in岩手)なるものに行ってきました。
 北海道と東北の民医連病院の若手医師(01~08卒)が集まり、交流を深めるというものです。
 講演を聞いたり、ディスカッションしたり、軽く観光したり、夜は飲んだり飲まれたり・・・ととても楽しい3日間でした。


 ディスカッションでは他病院の研修システムやその病院ならではのいいところ、改善すべきところなどが挙げられました。
 いろんな病院の話を聞くと、意外と自分はいい環境で研修ができているんだな、と実感しました。その病院しか知らないと分からないものですね。
 北海道の青年医師だけでもうちの病院の改善点を話しました。なかなか難しい問題もありましたが、実現がある程度可能な改善ポイントも出てきたので、ぜひ今後に生かして生きたいと思います。


 もう2月も中旬になろうとしていますね。考えてみれば去年の今頃は国試に向けて最後の追い込みをしていました。


 受験生のみなさんはあともう少しですね。今の時期は風邪が流行ってますので、体調管理はしっかりしてくださいね。みなさんが合格できることを祈っています。




ガンバレ、受験生!!

2008年2月12日火曜日

2年目を目前にして

みなさんお久しぶりです。久々の登場になります一歩です。



12月~1月と麻酔科研修でしたが、麻酔科研修を無事終え今は外科を研修中です。

麻酔科はなかなか肌に合っていたようでとっても充実した研修を送らせていただきました。

今研修中の外科を含めると今まで5つの科を研修でまわりました。内科→整形→救急→麻酔→外科2年間では他に精神科・小児科・産婦人科などなど合計10以上の科で研修することになります。

この間は僕たちの2年目の研修ローテーション先をどうするかの会議も行われました。現2年目の先輩方から貴重なアドバイスをいただきながら僕たちの希望がなるべく叶えられるように研修先を選ぶことができました。



思えば僕たちも来年は2年目研修医になります。とっても早いものですね。



来年度の後輩たちに負けないように2年目としてふさわしい医師になれるように改めて実を引き締めた瞬間です。





一歩

2008年1月18日金曜日

年末年始

ちのです。

今年生まれて初めて、家族と過ごさない正月というものを体験しました。
それもまた家族と離れた場所を自分の研修先に選んだ人間の宿命なのかもしれませんが
やっぱりこれはこれで寂しいものです。

今年はなるべく時間を見つけて、親孝行しに帰りたいと思う今日この頃。


たまには研修以外の内容でも書いてみます。
(「たまには」じゃないかも知れませんが)

こんな年末年始でした。

12月30日当直明け。大学の同期と飲み会。将来について語り合う。
   
   31日雪山へ。ゲレンデスカスカ。待ち時間なしでリフトに乗れる。
      2時間滑ってギブアップ。体力のなさを痛感。

1月1日スノボ購入。

  2日ウェア購入。

  3日日直。患者さんの多さにオオワラワ。待ち時間長くしてしまってすみません。

色気もヘッタクレも何もない数日でしたが、医者ってのはそんなもんなのでしょう。
正月だから病気にならないなんてことはありえないわけですから。


1月からまた新しいローテーション先での研修が始まっています。
また次の回で記します。

今回は息抜きということでご勘弁を。

                                      『ちの』

2008年1月16日水曜日

外科研修

こんにちは。研修医の茶吉です。

いや~、札幌は寒いですね~!前に住んでいた長崎ではこの時期はこんなはずではなかったんですが(当たり前か)、初の札幌の冬に早くもノックアウトされそうですが、なんとか研修に生活に充実した毎日を送らせていただいております・・・

っでとりあえず、久々にブログに参加した気がしますが、この前書いたエコー研修は無事に終わりました。いちお、「救急外来で役に立つ腹部エコーの手技を身に付ける」っていう目標に一歩、近づいたかなって思いますが、身についたとしてもこれを生かさないとせっかくの手技がなまってしまいますので、2月から始まる救急外来での研修では是非、積極的にエコーをしていきたいと考えてますっ!

 そんな感じで無事に年を越え、現在では外科(呼吸器・乳腺)をローテートしています。実は昨年の12月ではすでに腹部外科を回っていて、消化管穿孔・アッペ(虫垂炎)・イレウスなど、救急疾患の手術にも入ることができ、本当に勉強になりました。特に救急外来において外科の先生にコンサルトするタイミングは大切だなって考えていたので、この疾患ではここまで進行したら外科的な処置が必要なんだなってところが、徐々ではありますが理解できてきました。

 今月から呼吸器外科に入ってますが、やっぱ、呼吸器疾患においても外科でのオペ適応となる疾患・病態を理解しつつ、さらに外科的な初期手技も学んでいきたいっすね。腹部外科では開腹操作の経験をさせていただいたりしたので呼吸器においても積極的に参加していく予定です。次回のブログではその成果?を発表したいものですね。ではでは。