2007年11月26日月曜日

解剖体追悼式

しばらくです。ちのです。

先日、「解剖体追悼式」に行ってきました。


解剖体追悼式。
耳慣れない方も多いかと思われますので、ちょっと説明。


入院中に亡くなられた方の中には

・死因が不明
・死因となった病気そのものが良く分からない
・ある程度の死因が推測は出来ても他に何か関連する病気があったかも知れない

といった方々が多くいらっしゃいます。



そういった方々が亡くなった時に

・本当の死因を見つける
・検査や治療が適切であったのかを見極める

等の目的で、亡くなった方の病理解剖をさせて頂くことがあります。
(もちろんご遺族の同意の上で行われることは言うまでもありません。)


その病理解剖に協力された方々を追悼する集いが開かれたわけです。



厳粛な雰囲気の中で

挨拶
医師・看護師による追悼の辞
献花
追悼演奏
等が行われ
1時間程度の式が終わりました。



帰りがけ、ご遺族の方にかけて頂いた言葉。
「先生、いっぱい勉強して下さいね」

改めて、病理解剖の意味を考えました。


「患者さん本人の死因を明らかにする」
それが大前提。

加えて
「病理解剖の結果を今後の医療に生かす」
これもまた、自分たち医療者に課せられた使命なんだと感じさせられました。



残念ながら、今現在の医療は万全ではありません。
分かることと同じだけ(若しくはそれ以上に)、分からないことが存在しています。

その不確実な部分を少しでも補える、その一助に自分がなれたらと思った一日でした。

2007年11月9日金曜日

エコー研修開始!

 お久しぶりです。研修医の茶吉です。

 前回の続きですが、よーやく、2ヶ月間の麻酔科研修が終わり、なんとか、気管内挿菅のノルマも達成したため、満足・満足の研修でした。

っで早速ですが、11月から始まったエコー(腹部)研修について述べたいと思います。まず、エコー研修の目標なんて立ててみたんですが、一応・・・

1.腹部各臓器の病変のスクリーニングができる。
2.急性疾患として総胆管結石や腎結石など、管の中にあるものの検出も頑張る。
3.腹部外傷で予想される肝臓周囲・脾臓周囲・ダグラス窩に貯まる水・血液を同定できる。

 なんて挙げています。さー、これからどうなることやら・・・。あ!基本的なことですが、エコー検査室の技師さんとのコミュニケーションを図り、迷惑をかけない程度にエコーをがんばるってのも精神面での目標です。

 現在はまだ、研修が始まって一週間ですが、なんとか腹部の臓器をみるくらいはできてきました。研修の一ヶ月間で「救急外来でも役立つエコー技術」を身につけられるよう、研修をがんばりまっす。
とりあえず、次の日記までにはなんとか上達していたいものですね。
ではでは。


茶吉

2007年11月5日月曜日

-天空の城ラピュタ-

さてさて、今日は研修とはちょっと関係ない話を書きましょう。
「天空の城ラピュタ」
みなさんもご存じですよね。言わずとしれた宮崎駿の代表作です。
(公開は1986年。僕は5歳でした(・_・; )

 僕もとても大好きな作品で、映画が放送した時は見に行ったかどうかは覚えていませんが、今までテレビ放送でもビデオでも何度も何度も見ています。僕以外でもそういう人多いでしょう。

 最近(といっても数年も前ですが)ジブリ作品がDVDで出ていますよね。今まで買おうと思っていましたが、ついに先日某電気店で買ってしまいましたO(≧∇≦)Oということでこの日記になったわけです。

 宮崎駿作品では空が舞台になっていたり、空を飛ぶものが多く登場します。天空の城ラピュタはもちろん、紅の豚、風の谷のナウシカや魔女の宅急便などなど…。
宮崎駿は小さい時によく空を飛ぶ夢を見ていたんだそうです。(本当の話かどうかはちょっとわかりませんが…)

 僕も小学生くらいのころはよくそんな夢を見ていました。だいたいいつも小学校横の公園の小さな山から飛び始めて、学校のまわりを飛んでいました(  ̄ー ̄)最近は夢を見ることもなくなくなって、そんな夢をみることもなくなりましたけどね。(ちょっと寂しいです)

 夢占いというものがありますが、空を飛ぶ夢は「希望に向かっての自立心、挑戦する勇気」を表すだそうです。

 最近は空を飛ぶ夢をみることもないですが、「希望に向かっての自立心、挑戦する勇気」は持ち続けていないなぁと思った研修の合間の日曜の夜でした。



2007年某日  一歩