2008年9月3日水曜日

旭丘高校の進路座談会に参加して  その3

前回のつづき


 座談会は、中村先生の「まず夢を考えてみて下さい」というスライドで始まった。

 集まった高校生は医療職に興味を持つ20名。男子がやや多いか。変な3人組(変なのは私ひとりだが)が入ってきて、少々緊張気味の生徒達。中村先生の問いかけに、ある者は上目使い、ある者は目を伏せて、自分の世界へ。



 ついで河原看護師の自己紹介と看護師の一日の話。とても具体的で分かりやすい内容に、看護師志望なのだろうか、数名の女子が目を輝かせる。




















 そして私の「自己紹介」と「麻酔科研修医の一日」のスライド。出だし「時々院長に間違われる」という話は受けなかった。









 「麻酔科研修の一日」、サブタイトルに「数年後の君の姿かも知れない」と入れ、「自分がそこにいると思って見てね」、と振ると、がぜん、彼らの目の輝きが変わる。
 「数年後、君たちも、2ヶ月の研修で、こんなことが出来るようになるんだよ」と締めくくると、なんだか嬉しそうな顔がちらほら。










 次に中村先生が「もう決めている君へ」と題して、実践的な勉強ノウハウや心構えを話す。みな、なるほど、という感じで聴き入っている。






















 で、私の2枚。まず、ロダンのジョーダン、結構受けてる!気分舞い上がる!(だって、相手は「オヤジ狩りされないだろうか?」といつも恐れている現役の高校生ですよ、そりゃー嬉しいですよ)。

 「迷いの源泉は何」のスライドで、「こんなことで迷っているのでは」と、問いかける。何人かが頷く。よかった、外していないようだ。で、「迷いへの処方箋」。 老医師と少女の絵に皆の頬がゆるむ、そして脈の説明に対して、目をぱっちり開いて頷いてくれた女子が目に止まる。 結構多くの男子、女子が「処方箋」の話を食い入るように聴いてくれている。











 迷ってるんだなあ、この子達。なんだか皆を抱きしめてやりたくなった。
 「人生は長いぞ、とにかく一歩踏み出そう、人生の選択に間違いなんてないぞ、いつでもやり直せるぞ、never too lateだぞ」 とコメントに力が入る。

 そして、最後に、中村先生の「願えばかなう」のスライドでプレゼンテーションは締めくくられた。中村先生の熱い思いが伝わる1枚であった。











1年目研修医 山本


次回、感動の最終回

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