2007年9月21日金曜日

ボランティア活動(ひまわり号in岩内)に参加して

 一年目研修医をしている ブログネーム「茶吉」です。

 先週の日曜日(9月16日)に、「ひまわり号」というボランティアに参加してきたので報告したいと思います。

 ひまわり号(電車の名前です)は障害者(脳性まひやダウン症の方などが多かったです)と共に電車に乗ってある目的地へ行き、一緒にご飯を食べたり、すばらしい景色を見たりする楽しい企画です。今回は30回目という節目でもありましたが、障害者約60名とボランティア約150名、そして医療班6名(医者と看護師が3名ずつ)という盛大な人数で電車を貸し切り、北海道の岩内まで行ってきました。
 私は医療班として、妻はボランティアとして参加をし、夫婦で初めてのボランティア活動であったためか、前日からちと興奮気味でもありました。医療班の一日の活動は電車やバス移動中はもちろんのこと、ずっと障害者の方が気分や症状に異変がないかとチェックし、なにかあったら、対処をするのが仕事でした。前回の活動ではてんかん発作を起こした方がいると聞いていたので、一年目研修医である私は当日になんどもなんども薬の確認をしながら、午前中はとりあえず、ずっと緊張をしていました。しかし、一緒に行動していた他の先生や看護師さんと協力をしながら仕事をしていたので、午後では医療班であることを忘れてしまっているくらいに自分も楽しむことができました。
 終始、大きな異変もなく、無事に医療班としての仕事は終わりましたが、岩内から見た海は最高にきれいで、前日の嵐のような雨がうそと思えるほど、天気も良く、気持ちの良かった一日でした(医療班にいる私は正直、あまり景色を楽しむ余裕はありませんでしたが・・・)。一方で妻もボランティア活動は初めての試みでしたが、脳性まひの患者さんとご家族と共に行動をしていました。トイレやお食事の介助などはさすがに大変そうでしたが、一緒にお寿司を食べたり、海風を肌で感じたりと楽しそうでした。妻がニコニコしながら、障害者の方と話している姿はこちらもとても嬉しくもあり、また、医療班として安心感もありました。

 そんな感じであっという間の一日でした。夫婦で初めて参加をしたわけで、自分は医療班にいましたが、ほとんど、ボランティアの方と同じく接していたように感じました。季節ごとに異なる場所へ行く「ひまわり号」ですが、次回も無事でみなさんの良い思い出となることを祈っています。



1年目研修医  茶吉

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